ヘアカラーを得意としている僕にとって、使う薬剤や道具は技術のクオリティそのものに影響します。
特にブリーチを使ったデザインカラーなど、使う薬剤によっては仕上がりのみならずダメージや日々のケアにも影響が出ます。
厳選した薬剤や道具を使うことによって長くヘアデザインを楽しめるように、そしてスタイルチェンジも容易にできるようなアフターフォローができます。
「確実に・安全に・綺麗に」
僕がヘアカラーを染める上で心がけていることは、「確実に・安全に・綺麗に」ということ。
もちろん一度のカラーでできるものと、何回か染めないとできないもの、ブリーチが必要なものと色々あります。
その中でも「確実に・安全に・綺麗に」という部分は、当たり前ですが徹底して気をつけてる部分です。
薬剤のチョイス、塗布方法、施術プロセス、どれもそこから考えます。
どういった部分で「確実に・安全に・綺麗に」なのか?
【 国内外のメーカーのカラー剤を特性によって使い分ける】
ヘアカラーはカラー剤の性能や特徴がメーカーによってそれぞれ違い、特に近年はデザインの多様化によってそれぞれ各メーカーが出しているカラー剤の特性が「そのデザインに特化している」カラー剤が多くなってきています。
「明るくなればなんでもいい」と言っても、使うカラー剤によっては思ったより明るくならなかったり、いきなり金髪になってしまったりとようは使う美容師の匙加減というか…センスと技術によって変わってしまします。
同じピンクのカラー剤でも、赤っぽいもの、オレンジ寄りのもの、濃い、薄い、なかなか抜けないもの、すぐ抜けるものとメーカーによって全然違います。
同じメーカーのカラー剤は同じ発色、というのも違います。ピンクは綺麗だけどアッシュはちょっと違う、みたいなのも全然あります。
なので僕はそのヘアカラー剤の特性を一つ一つテスト・検証を重ねていき、その中からデザインを作るために最良のカラー剤をチョイスして染めるようにしています。
言うなれば「確実に」コントロールできる薬剤を選定しているということ。なのでメーカーもバラバラです。
通常のアルカリカラーはもちろん、マニキュアなどの酸性カラー、マニパニなどの塩基性カラーなども同様です。
【髪の毛や頭皮への影響を最小限にする施術とケア】
ヘアカラーにはアルカリと過酸化水素を使います。
それを混ぜることによって起きる酸素の力で脱色・染色して行くのですが、洗ってもその成分は十分に落ち切らないことがあります。
それがカラー後のかゆみや、色落ちの早さに影響が出ます。
シャンプー時にその残留物をしっかり中和して髪の毛の状態を戻すことでダメージを最小限にし、なおかつ色持ちもよくなるようにしていきます。
【薬剤のコントロールとダメージケア。それをすることで綺麗なヘアカラーを】
たくさんのヘアカラーの講習、セミナーで勉強してきた知識と、数々のテスト・検証で培ったノウハウ、さらにそれを体系化できるまで練習してきた自負があるからこそお勧めする自信があります。
極限までの薬剤コントロールと、次のデザインを見越したケアこそ、良いヘアカラーを綺麗に保てる秘訣です。